2013年10月24日木曜日

もっとも好きなアクション映画「ペイバック」を何度も見て

ペイバック スペシャル・エディション [DVD]

アクション映画のなかで「ペイバック」という映画が好きです。

1999年のアメリカの映画。
メル・ギブソンが珍しく悪役の主人公を演じています。
悪役というか不良の役です。

決して妥協しない、かといって高望みしない主人公のポーター。
男なら大概は共感しつつ憧れを持つのではないでしょうか。

ストーリーは単純明快で、盗られた金を取り返すというシンプルなもの。

主人公のポーターを裏切ったヴァル・レスニック役にグレッグ・ヘンリーという俳優さんが凄くハマってたと思います。
威張ってて、怖くて、どこか滑稽なチンピラという雰囲気が似合う。
この俳優さんのファンになった。あまり情報はないけど、ドラマには良く出てるみたいです。

Gregg Henry(グレッグ・ヘンリー)
Gregg Henry - Biography
splendidly sneaky as Mel Gibson's backstabbing, duplicitous partner Val Resnick in Payback (1999/I) 
ペイバックの話に戻ります。

主人公は一匹狼で、マフィアと言うのでしょうか、不良たちの組織に一人で立ち向かいます。
題名通り「金返せ!」といって。

ここで主人公のポーターはボコボコ進撃していくのです。
そこがまた観ていて気持ちいいところなんです。
不良たちもどこか間抜けなところを出していて。

こういう映画をみてる時は不良に対して、どこか馬鹿にしたり、愛着がわくと思います。

ただマフィア映画の代表作として、「ゴッドファーザー」などでは、
マフィアの怖さや人間味を表現していて、ポーターもマーロン・ブランド(Marlon Brando)演じるドン・ヴィトー・コルレオーネ相手だったら少しはたじろいだかもしれません。笑
ゴッドファーザー [DVD]
マフィアに立ち向かう。。。現実ではどうでしょう。

薬に売春、賭場経営、なんでもありの商売をされてる不良たち。
なんどか面と向かった事がありますが、自分の胆力を試されるがごとく気が刺さってきます。
愛着なんてわかないし、この人たちと闘うなんて発想は出てきません。

この映画の制作が1999年です。
このころのアメリカでのマフィアは80年代にくらべ凶悪事件が減ってきています。

ジョヴァンニ・ファルコーネ(Giovanni Falcone)というイタリアの裁判官がいました。
この裁判官、マフィアを撲滅するために生涯をささげてます。
マフィアだけではなく、組織などと利益享受のあった政治家や実力者からも狙われていたとのこと。
最後は1992年、妻と護衛の警官3名と一緒に爆殺されています。
(カパーチの虐殺)
この事件のあとマフィアへの取り締まりが強化したようです。

とにかく過激、こんな不良組織に一人拳銃で立ち向かうことなんて、
現実世界ではまず難しいでしょう。


映画に戻ります。
そんなマフィア、不良組織に立ち向かい、
最終的には、ポーターの勝利となり美しい女性(以前の恋人)と立ち去ります。

後味の良い映画です。
何度見てもスカッとするし、細かいところで観客のざま~みろといった心理を煽ってくれます。

私なんてススキノでぼったくりにあって、客引きの方にも文句言えなかったくらいです。

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